あなたは
- 夫が私の話に耳も傾けない
- 表面的には仲は悪くないけど、もっと大事な話をしたい
- 本音を言うと、関係が壊れそうで怖い
そんな悩みはありませんか?
今回は夫婦の信頼関係をより深めるためのコミュニケーション方法についてお伝えします。
この記事を読めば、夫婦仲を保ったまま、伝えたい気持ちも伝えられるようになりますよ。
ポジティブコミュニケーションとネガティブコミュニケーション
夫婦仲を深めるためには、ポジティブコミュニケーション(以下ポジコミュ)とネガティブコミュニケーション(以下ネガコミュ)の2つを使い分けることが大切です。
ポジティブコミュニケーションとは
パートナーとの信頼を高めるコミュニケーションです。
主に、
感謝、相手を褒める、楽しい話題をする、冗談を言う、称賛する
など明るい雰囲気になるコミュニケーションのことです。
ポジコミュは普段から意識して行っておくと良い方法。その積み重ねが相手の心を開き、信頼へと結びついていきます。
コミュニケーションの基本は信頼からなるものです。大事な話をする時にも信頼がなければ、相手は聞いてくれなかったり、聞いても受け入れてくれない、ということが起きます。
そうすると、夫婦での良い循環が生まれず、関係が停滞し、徐々に悪化していってしまうんです。
まずはポジコミュで、こちらから相手に好意を持っていることを伝える。この意識が大切です。
ポジコミュの例
- その服似合ってるね
- 君のおかげでいつも健康でいられるよ
- いつもありがとう
- 今度の休みの日、映画に行こうか
- すごいね!
- さすがだね
- 尊敬してるよ、愛してるよ
ネガティブコミュニケーションとは
パートナーとの関係を成熟させるコミュニケーションです。
「ネガティブ」という言葉がついていますが、決して悪い意味合いではありません。
ネガコミュは主に
自分の辛い気持ちを伝える、要望を伝える、相手に変わって欲しいことを伝える
など、関係を良い方向に変化させていくためのコミュニケーション。なので、ポジコミュよりもエネルギーを使います。
また、言い方によっては相手との関係にズレが生じることもあります。ただ、それは必要なズレ。変化をする時には必ずどこかで歪みは起きるものなので、徐々に修復されていくことを信じて伝えることが大切です。
そのためにも、普段からポジコミュをしておくこと。
なぜなら、ネガコミュばかりをすると相手は「俺のこと変えようとコントロールしてるんだ!」という風に感じて反発を喰らってしまいうからです。
「パートナーは自分のことを信頼してくれていない」という状態で変化を求められても、自分都合で変化させられてると思って、その内愛情も絶えてしまいます。
なので、信頼関係の土台を構築した上で、こちらの要望を伝えていくのが良いですね。
関係が崩れてしまう夫婦は、ポジコミュはやらずに要望ばかりを伝える、という夫婦がとても多いです。
ぜひ意識してポジコミュとのバランスをとってください。
ネガコミュの例
- 私〇〇されると悲しくなるの
- この時は〇〇してくれると嬉しいな
- もっと〇〇できる?
- 家のことや子どものことに関して、腰を据えた話がしたい時
愛される人はニーズでなくオーダーができる
ネガコミュをした時に、相手がしっかり向き合ってくれる人とそうでない人がいます。
それは「ニーズ」で伝えているのか、「オーダー」をできているのかの違いなんです。
ニーズとは?
ニーズの目的は、「自分のために相手に変わってもらうこと」。自分の欲求を隠して相手に要求したり、相手への配慮もなく自分の欲求をそのまま出してしまうことです。
ニーズには主に4種類の形があって、
- 察して
- 責める
- 命令
- 比較
の形として現れてくることが多いんです。
旦那は自分のことをどう思っているのか、自分のことを見てくれているのか、愛しているのか。そういったことを気にして、旦那さんの愛に期待してしまいがちなのも、ニーズをする人の特徴でもあります。
ニーズの例
- ねぇ。水飲みたくない?(察して)
- (次の休みが記念日だと知っていて)次の休み何しよっかー?(察して)
- どうして〇〇してくれないの?(責める)
- 〇〇してよ〜!(命令)
- 〇〇しないとダメになっちゃうよ(命令)
- 普通〇〇するよ(比較)
- 常識的に〇〇するのが普通じゃない?(比較、責める)
オーダーとは
それに対して、オーダーは自分の気持ちをありのまま伝えられることです。
そしてそれは、自分の気持ちをオープンにして伝えることで、相手との愛情をより深めていくことを目的にやることです。
オーダーの例
- 私水飲みたくなってきちゃった。どこかで買ってもいい?
- 足痛くなってきたから少し休みたいな。
- 私〇〇してくれると嬉しいんだ。
- 〇〇されると私悲しくなっちゃうの。
オーダーをするには自分軸、自己肯定感がとても大切です。
自分の感情を把握し、言語化できること。好き嫌いを伝えられること。相手と自分の境界線を持つこと。そして気持ちをはっきり伝えても、自分は大丈夫!と思えること。
それらがないと、ついつい察して言葉になったり、口調がキツくなってしまいます。
自分軸を作るには、普段から自分の感情に向き合うこと。そして自己肯定感を高めるために、自分褒めを忘れないこと。
そのためには、毎日ノートに感情日記をつけたり、その日頑張ったことを3つノートに書くなどを行なっていくことがとても有効です。
ぜひ試してみてくださいね。
上手な伝え方はI(アイ)メッセージ
I(アイ)メッセージとは、主語を「私」にして伝える方法です。
例)私は〇〇したい。私は〇〇されて悲しい。私は〇〇されると嬉しい。
この伝え方だと、自分の感情をただ伝えているだけなので、相手を傷つけずに自分の気持ちを明確に伝えられます。
それに対して、相手を主語にしたYouメッセージがあります。
例)あなたが〇〇したから辛い。あなたが〇〇だから、私は不自由している。
相手を主語にすると、冷たく、相手を責める印象になりがちです。IメッセージもYouメッセージも着地点は一緒なのに、全然違った印象になるんですね。
Iメッセージを伝えるには、これまた「自分軸」がとても必要になってきます。
Iメッセージに関しては、こちらの記事が詳しく書いてあるので、参考にしてください。