パートナーの存在の意味。そして夫婦の意味。

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  • なんでこんな人と結婚したんだろう
  • どうしたらこの問題を解決できるんだろう
  • なんかパートナーにだけ、無性にイライラする

そんな風に思うことありませんか?

ひろてぃ

かく言う僕も、パートナーへのイライラが止まらなかったり、イライラをぶつけてしまっていた一人です。

今日は、どうしてそういう事が起こるのか。どうしたら解決していけるのかをお話ししていきます。

目次

パートナーは心の傷を気付かせてくれる存在

心の傷とは

私たちは、過去のあらゆる経験を重ねて、心に傷を負っています。

例えば、

  • 母親のために料理をしようとしたら「危ない」と怒られた
  • 綺麗な石を拾って親に見せようとしたら「汚いから手を洗ってきなさい」と叱られた

など、子どもながらに「そんなつもりじゃないのに」「喜ぶと思ってやったのに」と思う思い出はあるんじゃないでしょうか。

本当はこうして欲しかった、という想いが「心の傷」になっていくんです。

特に、子どもの頃の親との関係や思春期の頃は、多感な時期ということもあり、心の傷が生まれやすくもあります。

そして、それを守るために傷に絆創膏を貼っていきます。

でもその絆創膏の下の傷は、実はずっと治らずにじゅくじゅくに膿んでいます。自分でなんとか治さない限り、ずっとその傷はそのままになっているんですね。

でもなかなか自分ではその傷の治し方が分からないため、いつの間に私たちの心は絆創膏だらけになっていきます。

なのでその痛みに耐えるために、心自体を感じさせなくしようと、麻痺させていくんですね。

そうすると、傷は感じなくなっていくんですが、心自体も感じなくなります。

なので、どんどん自分の感情が分からなくなっていったり、自分を偽り続けてしまったり、本来の自分とはかけ離れた状態で生きていってしまうんですね。

パートナーは傷に触れてくるボランティア

パートナーはこの麻痺させた心の傷に触れてくる存在です。

それは、私たちが本来の自分に戻って幸せになるために教えてくれている、とも言えます。「ここに傷があるよ〜」って教えてくれているんですね。

でも、私たちはこの心の傷に触れられると不快な気持ちになります。

だから、心の傷自体には目を向けずに、その傷を触ってくるパートナーに「やめろ!」と言ったり、「お前が悪い!」と言ってしまったりするんですね。

でも、実はパートナーはその「私たちの攻撃」を受けつつも教えてきてくれる、「ボランティア」なんです。

「ここを治せば、本来のあなた・魅力的なあなたに近づいていきますよ〜」と教えてくれる存在なんです。(たとえ今はムカついていても)

なので、パートナーと一緒にいて不快な感情が湧き上がってくる時は、実は「自分の心の傷がうずいている時」なのかもしれません。

パートナーと心の距離

パートナーは一番長く、心の距離を移動してくる

では、どうしてパートナーは心の傷に触れられるんでしょうか?それは「心の距離」が関係してくるんですね。

私たちには人間関係によって、その人との心の距離があります。

基本的には母親が一番近い存在であることが多く、次に父親、兄弟、友人、職場関係、知り合いなどの順番で並んでいることが多いです。

そしてパートナーになる人は、知り合いから始まり、最終的には母の存在を超え、最も自分と心の距離が近くなる存在と言えます。

この距離の移動は、他のどの関係にもなく、ある意味特殊な存在です。

そして、パートナーが移動してくる際にある壁にぶつかります。

それは、私たちが過去に受けた心の傷。どこかの関係で過去に傷が作られると、パートナーがその存在と同じ距離になった時に傷がうずいてきます。

例えば父親との間で過去に問題があると、パートナーがその距離になった時、何かしら似たような出来事が起きます。

例で挙げると、父親の仕事が忙しくずっと家にいない家庭。

そこですごく寂しい思いをして育つと、パートナーがずっと連絡をくれなかったり、家にいない時間が多いとすぐ不安になったり、「夫は家にいるべきだ」という思いが湧き起こりパートナーに怒りをぶつけたり、ということが起きたりします。

でもそれは、パートナーが悪いということではなく、自分の心のフィルターが寂しい思いを湧き起こしている、という事が言えます。

なので、過去に受けた自分の心の傷を癒していくと、実はパートナーとの問題が解消されていくことも多いんです。

真実のパートナーとは問題を乗り越えて、ゴール(ワンネス)を目指せる

パートナーとの間では様々な問題が起こります。心の傷が多い人ほど、その問題が起きやすくなるんですね。

そして、その問題を解決していった先にはワンネス(一体感)というゴールがあります。これは、あらゆる人間関係を超えた「愛で繋がった存在」と言えるでしょう。

安心、信頼、無償の愛。抽象的ですが、そういった幸せな感覚に近いものがあります。

そして、これは不思議なことなんですが、相手が真実のパートナーであるほど、離婚危機の際に大きな問題が起こります。

  • 夫がLINEで「離婚したい」と送ろうとしたその日に、妻が交通事故に会う。
  • 妻が「もう離婚だな」と思った時に、夫に病気が見つかる。

そういった、人生を左右させるような出来事が起きて、またパートナーとともにその問題を乗り越えていく、ということが起きるんです。

もちろんそういった出来事は起きないに越したことはないかもしれません。

ですが、真実のパートナーとはお互いに引き寄せ合って、問題を解決していく。運命がそういう風に引き寄せているのかもしれません。

夫婦はお互いに心の傷を癒し合う存在

夫婦はお互いに心の傷に気付かせるだけでなく、その傷を癒してくれる存在でもあります。

ルールの厳しい家庭で育った人が、自由でおおらかな人に惹かれ、その存在に癒される、というのが良い例です。

ただ、その癒しをパートナーに求めすぎると、関係が崩れてしまいます。

まずは自分が、傷の存在に気付くこと。そして自分で傷の癒しに取り組むこと。主体的に問題を解決する姿勢が大切なんです。

自分で癒し、自分を愛す。そうすれば、パートナーや周りの人も同じようにあなたのことを愛してくれるようになるんです。

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